さちもり

主に切り絵

かくれんぼ

長々と途中経過を報告し続けていた切り絵がやっと完成しました。

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切り始めてから半年以上かかってしまいました。

最初のころは切り終えるつもりが全然なく暇つぶしのような感覚でしたが、いったん描いた下絵は全部切ろうというふうに決めて、最後までやりきることができました。

スキャンしても影が出てしまって、切り損じや下手くそに切ったところの粗が目立ってしまって、次回への反省材料です。


タイトルの「かくれんぼ」ですが、何人かの人と、猫がいます。

唯心論という考え方が私はとても好きなのですが、こんな風に人と人との心が入り組んで存在していたとしても面白いのかもなあ、と思います。

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前回「たわむ切り絵」に憧れると書いたのですが、こんな感じです。

やはり大きな切り絵は達成感が違いますね。

にしても細かくしすぎました。同じ模様が繰り返されると切るのが大変です。

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恒例の下絵はこんな感じです。

写真がものすごく暗くてどうにもならなかったので、白黒でごめんなさい。

撮影日が去年の9月1日になっていました。

約1年越し、そんなにかける必要があったのかなかったのか、まあ趣味の用語集に必要なんて言葉はそれこそ必要ありませんよね。

せっかく10回にわたって途中経過を報告してきたので、最後に古いものから振り返って終わりたいと思います。


1回目
f:id:sachimori:20150428131413j:plain:w175:left去年の9月29日。描いたもののうまく切れないしつらいしで、だらだらとやっていて気持ちが萎え気味だったような気がします。

なんでこんな下絵を描いてしまったのだろう…という後悔の念については、今もよく覚えています。

2回目
f:id:sachimori:20150428131414j:plain:w175:left1月19日。こんな細かいものを切るだなんてありえない、と思っていた記憶があります。

当時は蒼山さんのはさみしか持っていなかったので、こういう細かいものを穴なしの状態から刺し切りするのは難しかったかもしれません。

でも今ならできるかも…どうでしょう。


3回目
f:id:sachimori:20150428131415j:plain:w175:left2月18日。あんまり進んでいません。このへんで美鈴ハサミさんの切れすぎるはさみを手に入れたので、持ち替えて切っていたと思います。

購入してから半年経過したので切れ味はかなり落ちましたが、当時の切れ具合はもう空気すら切り裂くような勢いでした。

一刀入れるごとに切り損じる、というショックをよく覚えています。

4回目
f:id:sachimori:20150428131416j:plain:w175:left3月18日。見た感じ全く進んでいないように見えます。ですが進んだんだ、と書いてあるので、本人的にはすごくがんばったのでしょう。

小さな三角の繰り返しは、難しいよりも飽きるほうの意味でつらかったかもしれません。

5回目
f:id:sachimori:20150428131417j:plain:w230:left4月18日。珍しく裏からの写真です。

面倒すぎる三角エリアを抜けたら、今度は適当に書き走らせた線の集まりの処理に頭を抱えていました。線が交わったところの小さな穴を抜くか、無視するか、どうするか。

今なら穴をあけて切れば簡単なのですが、当時はどうにか刺し切りで出来ないかと四苦八苦して、失敗ばかりしていました。

このエリアでの失敗がなければ、穴をあけてから切るだなんて邪道、というような考えを今も持っていたかもしれません。

6回目
f:id:sachimori:20150428131418j:plain:w230:left6月18日。5月は花咲くを切っていたのでこちらは触らず、かなり温めてありました。

線の密集エリアがどうしてもうまくいかず、ならば下の方を先に切ろうと扇形エリアに足を踏み入れたところ、そちらはそちらで曲線の山。八方ふさがり気分でした。

ここでもかなり立ち止まってしまい、空を見つめるような時間がありました。切り損じの修正のために購入した小さな錐で穴をあけるということを試したあたりでまた一山越えられて、そこからは雑念なく進めることができました。


7回目
f:id:sachimori:20150428131419j:plain:w230:left6月26日。錐を購入後はかどっています、ということをアピールしたかったのか、更新間隔が短いですね。

穴をあけるようになってから、線のエリアは本当に何に悩んでいたのだろうというくらい簡単になりました。


8回目
f:id:sachimori:20150428131420j:plain:w230:left7月7日。線のエリアを切り終えたのがよっぽどうれしかったのでしょう。埃をかぶっていたデジカメを引っ張り出して撮影することを思い出しました。

9回目
f:id:sachimori:20150428131423j:plain:w230:left8月8日。今までとは比べ物にならないスピードで切り進んでいます。穴をあけるというのが自分の中ではものすごく画期的でした。

刺し切りは刺し過ぎを防ぐために裏に指を当てます。湿気た紙ほど刺すのがかなり難儀になるので、力を入れて刺す→指に深く刺さる、ということがよくあります。穴をあけてから切ると、その痛みからも、ショックからも解放されます。そして切り損じも減ります。

人によって刺し切りと言ってもやり方は様々でしょうが、私の場合は事前に穴をあけることのメリットがとても大きいなと感じます。


10回目
f:id:sachimori:20150428131425j:plain:w230:left8月19日。後半は白場が多かったのでかなり早く切れました。女の子がいる面の下絵は、描いていて適当だな嫌になるなと思ったのですが、さほど悩まずはいそうですかと切れたような気がします。

11回目
f:id:sachimori:20150428131427j:plain:w230:left8月23日。過去10回と書いたのに11回目とはこれいかに、ですが、昨日せっかく撮った写真があったので載せておきます。

最後の立ち上がっている面にはばらの花を描いてみたのですが、ここだけは丁寧に描こうと思っていたおかげで、ああ丁寧な下絵を切るのは楽しいなあ、と思いながら切ることができました。



以上です。


細かくてわけのわからない切り絵はしばらく控えたいなあ、と思うのですが、たぶんそういう下絵しか描けないだろうな、まあいいか、という感じです。