さちもり

主に切り絵

切り絵の作り方(昔ながら版)

今日は切り絵の進捗状況から離れて、私が小学生のときに入っていた切り絵クラブで実際に教えてもらった、切り絵の作り方を説明したいと思います。

 

難しいことは何にもありません。ただ切って貼るだけです。

この方法による切り絵の利点は、立派な額などに入れなくても紙がしっかりしているので、作品が扱いやすいこと。そして、ばらばらの部品もすべて貼ってしまえるので、切り絵だからと言って線と線を必ずしもつなげなくてもよい、ということです。

昔ながら版と書いたのは、私がこのやり方に出会ったのが四半世紀も前だから…というだけの意味で、今やってはいけないということではありません。

この方法でなければ作れないタイプの作品もたくさんありますので、ぜひご覧ください。

 

それでは実際の写真を見ながら説明していきます。

 

用意するもの

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黒い紙

色上質の厚口や中厚口くらいがいいと思います。厚い紙ほどしっかりした作品になります。繊細な作品を作りたい場合は薄いものを選んだ方がいいでしょう。

下絵

薄い紙の方が切りやすいです。写真の文字のように完成イメージ図を反転させて描かないと、完成したとき悲しいことになるので注意しましょう。パソコンで下絵を作って印刷してもいいと思います。

カッター

NTカッターのデザインナイフがおすすめです。数百円で買えます。新しい作品を作るときは刃を新しくしましょう。切り味は大切です。

NT デザインナイフ D?400P

NT デザインナイフ D?400P

 

カッターマット

写真のものは100円です。カッターを使うときは必ずカッターマットが必需品です。長く使うと傷だらけできれいに切れなくなるので、消耗品だと考えましょう。

セロハンテープ

黒い紙と下絵を貼るのに使います。貼ってはがせるタイプのテープがあるとなおよいです。

のり

スプレーのりを買いましょう。写真のようなスティックのりや液状のり、ごはんつぶなどはいけません。繰り返します、スプレーのりを買いましょう。

白い紙

写真にはありませんが、完成した切り絵の裏に貼る用の紙です。コシのある堅めの紙がいいでしょう。

 

下絵を貼る

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色上質にはよく見ると表裏があります。ちょっと白っぽい方が裏です。

裏側に下絵をセロハンテープでとめます。二辺だけでいいやなんて手抜きをすると、切った拍子にぐしゃっと紙がよれてしまうことがあるので用心に越したことはありません。

下絵の紙の大きさは、最終的な完成予定サイズより大きくなるようにしましょう。そうでないとセロハンテープが完成作品に残ってしまい、悲しいことになります。

 

下絵の上から切ります

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カッターで下絵の上から切るべきところを切っていきます。

下絵だけ切れて黒い紙が切れていないと2度切ることになり、ぼそぼそになってちょっと美しくないので、力加減に注意しましょう。

 

切れました

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ほとんど切るところもないのであっという間に切れました。

白い紙の切りくずも捨てるのがもったいないですが、最終的にはごみになるでしょう。

 

白い紙をはずします

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白い紙をテープからはずします。黒い紙を破ってしまわないように注意しましょう。

黒い紙の不要な部分も慎重にはずします。

 

白い紙を貼ります

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スプレーのりで黒い紙の裏側にのりをつけます。

そしてその上から白い紙をゆっくりとのせます。 

この写真はスプレーのりがないのでスティックのりを使った悪い見本です。汚くなるので決して真似しないでください。 

今回のような細かい部品(ねこの文字)がある場合は、スプレーのりを吹きかけると飛んでいってしまうので要注意です。

手芸用やプラモデル用など、適した接着剤ががあると思うのでいろいろ試してみてください。

 

貼りました

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白い紙を裏側から貼り、ねこの文字は表に返してから貼りました。

スティックのりなのですでに汚いです。がっかりしてしまいます。

そしてねこの目つきが想像以上に悪いです。

 

縁を切り落とします

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定規を使って4辺をまっすぐに切り落とします。

これをフリーハンドでやると貧相に仕上がりますので定規は必須です。

 

完成

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出来ました! これで完成です。

のりのおかげで汚れてしまいましたがまあよしとしましょう。

 

この作品はとても小さいので必要ありませんが、大きなものになると反り返ってしまいますので、一晩くらいは重しをかけておいておくと収まりがいいでしょう。

その際、乾いていない状態で重しをかけると貼り付いて凄惨な現場になりますので、のりが乾くまでそっとしておくのを忘れないでください。

 

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黒い紙にこだわらなくても、いろんな色を組み合わせたり、裏側から貼る紙を和紙にしたりと、いろんな楽しみ方が出来ます。 

デザインナイフでない普通のカッターでも十分に楽しめますので、ぜひお試しください。

 

 

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